B型肝炎訴訟の流れと和解成立までのペース
最近、また国の審査のペースが滞ってきています。
提訴数が増えているのか、国の担当者の異動で慣れない方が担当しているのでしょうか。
たとえば8月5日に和解できた例について、提訴からどれくらいで和解できたかを以下にご紹介しましょう。
このブログの目次
【提訴から和解までの流れ】
- 【訴状提出】⇒国(法務局と厚生労働省)の審査⇒【最初の回答】⇒【和解】
- 【資料追加の要請(1回目)】⇒追加資料の提出(1回目)⇒【和解】
- 【追加資料の要請(2回目)】⇒追加資料の提出(2回目)⇒【和解】または【追加資料の要請(3回目)】・・・・以下同じ
【最短の和解(令和3年5月29日提訴分)】
和解まで1年3か月かかってます。最初に提出した資料のみで和解できました。
今回和解した件で、令和3年3月3日以降提訴分はすべて最初に提出した資料のみで和解できていますが、それでも1年5か月かかっております。
従って、現在は、提訴から最短で1年3か月〜5か月ということです。
【追加資料の提出を求められた場合】
追加資料を提出してからさらに1年程度審査に時間がかかっています。
令和2年10月に提訴した分などが1回の追加資料の提出で和解ができているのですが、この場合は提訴〜1年10か月かかっています。
このあたりの分は最初の審査の回答が1年足らずできていましたので、提訴から2年弱で和解ができていますが、今は最初の審査の回答まで1年3か月程度かかていることからすると、今後の和解のペースは従来よりも2か月程度ずつずれこんでいくのが予想されます。
時間がかかることについてはご依頼者様には本当に申し訳なく思いますが、私たちでできることは迅速に対応させていただきます。
すなわち、ご依頼者様から資料をいただいたらすぐに返事をする、資料が揃ったら速やかに提訴する、国から追加資料の提出を求められたら最短でレスポンスするを徹底しています。(弁護士 澤田有紀)
提訴日
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