解決事例
2017.6.16
B型肝炎訴訟申立から解決までの期間について
先日の新聞報道では15年度以降毎月1000人が提訴している中で厚生労働省の担当者は今年度は52名とのこと。
実際に,申立から解決までの期間がかなり延びてきた実感があります。現状では,「書類を見てもらえるまでに1年かかる」とかいわれていますが,当事務所に平成29年5月末に給付金の入金があった方について,いつ申立てをしたのか,いくつかの例を報告します。
(病態)(給付金額)(申立日)
死亡3600万円 平成27年6月12日
慢性肝炎1250万円 平成27年9月29日
慢性肝炎1250万円 平成28年1月22日
無症候性キャリア50万円 平成28年2月2日
肝がん(申立後に死亡)3600万円 平成28年2月17日
無症候性キャリア50万円 平成28年3月18日
など
このように,もっとも早くても,1年2か月,長い方では2年近くかかっております。
肝がんで申立後に和解までに死亡された方もおられました。この方は,早く給付金を得て,高額医療の免疫治療を受けることを希望されていたため,何度も国に早く返答を欲しいと上申をしたのですが,結局,平成28年末にご本人が亡くなられてしまいました。もっと早く,審理してもらえればと,ご本人・ご遺族も無念だったと思います。
担当者をもっと増やして,早期に回答していただくよう,切に切に お願いします!!
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