先生、質問です!B型肝炎給付金請求のココがわかりません。
担当の弁護士:澤田有紀

大阪弁護士会所属 52期/登録番号:27415
大阪弁護士会副会長(令和2年度)
日本弁護士連合会理事(令和2年度)
近畿弁護士連合会常務理事(令和2年度~4年度)

パーソナリティ:みおさん

B型肝炎給付金の請求を知った
被害者キャラクター

質問03 肝がんで時間がない!

B型肝炎の病状 請求手続き

突然、末期の肝がんと宣告されました。今から手続きして間に合いますか。

自覚症状がないまま、がんが進行していたなんてことがあるんですか?
みおさん
気付かないうちにB型肝炎が進行して、肝硬変から末期の肝がんに移行してしまった例ですね。肝臓の病気は、突然激しい症状が表れて、病院へ運ばれたときはもう手遅れだったということが、実際よくあるんです。肝臓が“沈黙の臓器”と呼ばれるゆえんですね。
澤田弁護士
怖いですね。間に合うんでしょうか。
みおさん
国という相手がありますから断言はできませんが、過去にも早期の救済が必要なケースがあり、国に対して特別な配慮を求めた結果、提訴から8か月程度で和解ができた例もありますよ。
澤田弁護士
普通はどれくらいかかるんですか?
みおさん
当事務所でのこれまでの実績から見て、提訴から国との和解までの平均的な期間は、平均1年半です。
澤田弁護士
資料集めの時間もありますよね。
みおさん
少しでも早く受給していただくためには、提訴に必要な資料を、早く、不備なく集める必要があります。資料に不備があると国から追加資料を求められて再提出ということになるので、それだけ手続きが遅れてしまいます。だから私達は、これでもか!というぐらいしっかり準備しますね。
澤田弁護士
どんな資料が必要ですか?
みおさん
医療記録、満7歳までに集団予防接種を受けた証拠、母子感染ではないことの証拠、などです。具体的にどんなものかとか、集め方、入手できないときはどうするかなどは、ご相談いただければ詳しくご説明します。
澤田弁護士
自分で集められないときは、お任せできますか?
みおさん
はい、大丈夫ですよ。
戸籍やカルテなどの収集を代行する「おまかせパック」もご用意しています。
澤田弁護士
こんなご病状では、自分で相談に行くというのはむずかしいと思いますが。
みおさん
ご家族のご相談で大丈夫ですし、一度もご来所されず、最後まで電話やオンラインでのやり取りだけ、という方法も可能ですよ。感染の心配などでご来所に不安を感じる方はこの方法をお勧めします。
澤田弁護士
もしも手続きの途中で亡くなってしまわれたら、どうなるんでしょう。
みおさん
残念ながら間に合わなかった場合、ご遺族が手続きを引き継いで、給付金を受け取ることができます。
ご本人が既に亡くなっていても、ご遺族が相続人として、請求の訴訟を起こすこともできるんですよ。当事務所ではそういう実績がいくつもあります。
澤田弁護士

ワンポイント紹介

B型肝炎が原因の死亡・肝がん・重度の肝硬変の場合の給付金はいくら?


①死亡後または発症後の提訴までが20年未満の方:3,600万円
②死亡後または発症後の提訴までに20年以上経過している方:900万円
(いずれの場合も訴訟手当として給付金の4%を国が負担します。)

提訴までに20年経過しているかいないかで給付金の額が大きく変わりますので、手続きはお早めに!

「みお」のまとめ

乳幼児期にB型肝炎ウイルスに感染すると、9割以上の方が、体内に多くのB型肝炎ウイルスが潜伏している状態=無症候性キャリアになり、年齢を重ねるに連れて、自覚症状が無いのに急に肝炎を発症して、慢性肝炎、肝硬変、さらには肝がんへと進行する危険性が高まります。ご自身が対象者と分かったら、元気なうちに手続きをしておかれることをお勧めします。給付後に症状が悪化した場合は、簡単な手続きで追加給付が受けられます。

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